2020年10月04日

デスビベルトの交換(2回目)


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デスビベルト交換
デスビベルトの交換です。今回、デスビキャップ、ローター、タイミングチェーンテンショナーのガスケットも合わせて交換します。

前回デスビベルトを交換したのは、10年前。
距離も走っているので、交換することにします。
久しぶりのメンテナンスですね。
(最近、Ferrari308の方にかかりっきりで、993の作業が滞ってます 汗)

まず、ブロアー関係を外します。あと、念のためバッテリーのマイナスを外します。
その次にプラグコードを全部外します。元々コードには番号のマーカー(白いプラスチック)がついていますが、念のため、全部別途マジックで書きます。

デスビベルト交換
デスビキャップのネジを外します。
これ、舐めると厄介なので、慎重に。(プラスドライバーをしっかり押し付けながら回します。)
まぁ、ラスペネ念のために吹いた方が良いですね。

デスビベルト交換
デスビキャップです。なんか割れてる・・・。いずれにしろ交換します。

クランクを回します。
これ、結構重いです。
ファンを回しながら、ベルトを引っ張る・・・という感じですかね。
まぁ、無理しないように。

プーリーとファンハウジングにマークがあります。これに合わせます。
デスビベルト交換

デスビローターが赤丸のところにある突起に合えばOKです。
合わなければ、もう1周回します。(この写真は合っていない例。)
デスビベルト交換

さて、これでデスビを外しにかかります。

デスビベルト交換
この赤丸のナットを外します。13mmです。
エクステンションかなり必要です。

前に作った引き抜き具を使います。
5mmのネジ2本入れるだけの簡単なものです。穴間は97mmです。
デスビベルト交換
前回も苦戦しましたが、これ、なかなか抜けないんですよね。
軽くたたいて、ゆすったり・・・。
根気よくやっていけば、ガコっという音と共に外れます。

デスビベルト交換
外してみると、赤丸部分テンショナーカバーのところからオイルが漏れています。

デスビベルト交換
外したデスビ本体。

デスビベルト交換
ギアが斜めなので、デスビを抜くと、少し回ります。
なので、嵌めるときは、この分少し動かします。

デスビベルト交換
前回クリーニングしているせいか、今回はきれいです。

デスビベルト交換
ピンの加締め。
これを削ります。今回は、ドレメルツールで削りました。

デスビベルト交換
ピンを抜きます。この時、シャフト全体を下に押した方が良いです。
先ほどの引き抜き具を使い、シャフトを下に押し込みます。

ピンですが、似たような安いピンを購入して当ててみたのですが、
微妙にサイズが異なるようです。
やはり純正の方が良さそうです。
ちなみに純正は
93060292202

デスビベルト交換
ギアを抜くと、奥にワッシャが3枚あります。小⇒大⇒小の順番。一番奥(上)のワッシャは薄手です。
順番間違わないように保管します。


デスビベルト交換


デスビベルト交換
次に、コネクタを外します。
クリップでデスビの中から止まっています。これを引っ張り出します。

デスビベルト交換
こんな感じのクリップ


デスビベルト交換
中の白いコネクタを引っ張り出します。

コードの色の順番を記録しておきます。
デスビベルト交換

メインシャフトを抜きにかかります。
3つのネジを外します。
デスビベルト交換
これですが、この留めているところが決まっていますので、きちんと記録しておきます。

デスビベルト交換

デスビベルト交換

これでシャフトは抜けるのですが、プーリーがはまっているので、マイナスドライバなどを突っ込んで、プーリーを押さえます。
デスビベルト交換

これで抜けます。
この時、白いコネクタがちょっと邪魔かも。
シャフトトップにあるカバー部分の一部に切り欠きがあるので、そこに一度押し込めば、比較的容易に抜けます。
(前回はこれに気付かず、結構苦労しました・・・)
デスビベルト交換
外したら、クリーニングしてグリスアップしておきます。

メインシャフト側のプーリーです。
デスビベルト交換

裏にワッシャーが2枚あります。
デスビベルト交換
外側のワッシャーは傘型。たぶん、このバネでシャフトを上に持ち上げているかと思います。
(なので、ギア抜くとき、上から押さえる必要がある?)

デスビベルト交換
赤丸部分のネジを外します。
ラスペネ吹いておきます。
前回、真ん中のネジだけ錆びていたので、ステンレスに交換していましたが、特に問題は無かったようです。

デスビベルト交換
ベルトを外します。

デスビベルト交換
このままでは真ん中部分が邪魔をしてベルトが外れませんので、デスビを割ります
両端にピンがあります。

デスビベルト交換
隙間からベルトを抜き取ります。(実際にはもうちょっと隙間あけてます。)

デスビベルト交換
新旧ベルト比較。
今回、ベルトは汎用品を買いました。古いのはGATES品ですね。

デスビベルト交換
新しいものの方が、幅は広く、かつしっかりした感じです。
確か日本製。(モノタロウで購入)

デスビベルト交換
古いのはひび割れとかはありませんが、プーリ接触側が結構傷んでいるように見えます。

デスビベルト交換
ついでだったので、デスビシャフトのこの部分をチェック。
黒い部品に磁石があります。カバーが回転し、この切り欠き部分をセンシングしているのでしょうか?
(この切り欠き部分が先ほど、白いコネクターを押し込んだ場所です。)

クリーニングして、必要箇所にグリスアップしておきます。

デスビベルト交換
新しいベルトを通し、割ったデスビを元に戻し、六角穴ネジで締めなおします。
場所合わせのためにサブ側にローターを付けます。
突起部分にローターを合わせます。

デスビベルト交換
こちらメイン側。ワッシャを入れ、プーリを入れます。
この切り欠き部分が一致するように合わせます。

デスビベルト交換
メインシャフトを入れます。
白いコネクターを外に回します。
先ほどの切り欠き部分。この写真だと分かりますね。
ここに押し込めば簡単にコネクタを引っ張り出せます。

デスビベルト交換
ギアをはめてピンを入れるのですが、先に、向きを確認しておきます。
穴もピンもテーパがあります。なので、向きがあります。

後は、ギアをはめてピンを打ち込み、加締めます。

デスビのエンジン側にシーリングリング(Oリング)があります。
91160210501
こちらも交換。

これで、デスビベルトの交換は完了!

お次はガスケット交換。
デスビベルト交換
96410517703です。
これ、今回ポルシェ小僧さんから購入。土曜日に購入手配、日曜日に着きました!早い!

デスビベルト交換
このナット2か所緩めます。

デスビベルト交換
外したところ(既にガスケットは外してます。)新しいガスケットを入れて、再度締めなおします。

これが終わればデスビを嵌められます。
デスビのギア側にたっぷりとオイルをかけておきます
先ほど、書いたように、ギアの斜め分だけ動かし、その状態ではめ込みます
これ、ナットをとめるネジがしっかりと上に出ていれば、はまっているようです。
(念のため、デスビローターを動かそうとし、動かないことを確認。
ナットをトルクをできるだけかけないように慎重に嵌めていきます。

きっちり入ったらきちんと締めなおします!

デスビベルト交換
ローターの新旧比較。
かなり傷んでましたね。

後は逆の手順で戻していけば完了です!

【今回使ったパーツなど】
・ベルト 114XL037
・ギアピン 930 602 922 00
・シーリングリング 911 602 102 01
・テンショナーガスケット 964 105 177 03

【今回使った工具など】
・10mm、13mソケット、ラチェット、エクステンション
・6mm?ヘックスソケット
・プラス、マイナスドライバー
・ドレメルツール
・電動ドリル
・デスビ引き抜き具
・ラスペネ
など

ーーーー
追記

ばらすならOHの方が良いという話がありました。
確かにベアリング交換は必要かもですね。
で、海外サイトにあることは発見!
ベアリング結構高いですね。一つでも数千円する!





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posted by みのる at 18:22 | Comment(0) | メンテナンス、修理:電装系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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