2020年03月08日

クーリングファンの粉体塗装&ベアリング打ち替え


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クーリングファンの塗装、ベアリング交換
クーリングファンの再塗装およびベアリング交換作業です。
今回オルタネータを外しましたので、ついでにファンの塗りなおしをします。
塗りなおしは、粉体塗装に挑戦します!
またベアリングも予備整備として交換します。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
昔は、軸をプラハンでコンコンと叩けば抜けたのですが、なかなか抜けません。
なので、プーラーを使うことにします。

ですが、プーラーの爪部分が引っかかるので、うまくかけることができません。
爪の外側がファンの穴の外側に干渉するんですね。
このまま無理すると、ファンを壊しかねないので、プーラーの方を修正することにします。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
ちょっとわかりにくいのですが、爪の外側をディスクグラインダーで削っています。

これで無事に抜けました。
なぜ抜けないのか?調べてみると、ちょっと錆で固着気味。
次回組付けるときには、グリース塗って組付けることにします。

ファンは思いの他綺麗な状態でした。
もう少し、塗装がはがれていると思ったのですけどね。
普通の塗装+耐熱クリアでなんとか大丈夫と言うことかな?

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
で、塗装はがしにはこれ!
かなり強力です。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換
こんな感じでブヨブヨになります。これを何回か繰り返すと、かなりきれいになります。

ですが、やはり細かいところはサンドブラストが必要。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換

サンドブラスト用にドライヤーを作りました。

これ、中に乾燥剤を入れて使います。塩ビパイプとコネクタ程度の簡単な作り。

下には、水抜きドレインがあります。

本来圧力をかけられるものではないですが、まぁ、この程度でも使えます。

以前、作ったとき、蓋が吹っ飛びました。なので、今回別のを使っています。蓋だけはできるだけしっかりしたものの方が良いですね。


で、サンドブラスト・・・・・・

手作りサンドブラストなので、いまいち作業効率出ませんが・・・

そうそう、ベアリングのはまる部分は削りませんので、カバーしておきます。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

なんとか終了。

やはり細かいところはサンドブラストじゃないとダメですね。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

で、ベアリングを抜きます。プレス機+適当なソケットで押し出します。

多少ラスペネ吹きましたが、特に問題なく抜けました。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換

抜けた状態。

今回の粉体塗装は200度くらいで焼きますので、ベアリングは外す必要あると思います。

まぁ、ついでと言えばついで(苦笑)


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

これは、耐熱マスキングテープです。これじゃないと耐えてくれません。

塗装したくないところをこれでマスキング。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

これがこのためにかった粉体塗装機。米国からの輸入。米国だと1万円ちょっとで売っているんですね。

静電気を発生し、それで粉体がくっつく仕組みのようです。

ちなみに、粉体を飛ばすためにコンプレッサーが必要。(とはいえ、大した圧力は必要ないですが)


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

これがパウダーです。



クーリングファンの塗装、ベアリング交換

キャンディゴールドに今回チャレンジします。

この場合、下地はクロームでなければだめだとのこと。

これを使います。

(実は、その前にグレーのプライマーを使ったのですが、そうしたら、仕上がりが茶色に! よく説明書を読んだら、下地は鏡面クロームとありました 汗。で、やり直しています。)



クーリングファンの塗装、ベアリング交換

塗る対象にアースをつけて、パウダーを吹き付けます。

こんな感じでパウダーが付きます。

結構塗るのは簡単。塗るというより、拭きかけているというのが正解かな?

この際、コンプレッサーの圧力が高すぎると、粉が吹き飛んでしまいます。

3〜4くらいか?


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

この状態で、そぉっと運びオーブンまで。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換


クーリングファンの塗装、ベアリング交換


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

200度で10分ほど。(パウダーによって違いますが)

粉が溶けてこんな感じになります。



クーリングファンの塗装、ベアリング交換

これはこれで十分にきれい。

シルバーにしたい人はこれで完成ですね。(クリアはかけたほうが良いかも)


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

この上にキャンディゴールドをかけます。元はオレンジの粉。でもなんかうまく乗りません。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

結果、ちょっとムラになってしまいました。

アースのとりかたがまずかったのか、塗膜が厚すぎたか???

まぁ、今回はこれで良しとします。

時間のある時にまたチャレンジかな。。。。





クーリングファンの塗装、ベアリング交換

ツヤはあるんですけどね。

で、ベアリングを嵌めます。

ベアリングには3か所ネジがあり、ファンの穴と一致させる必要があります。

なので、プレス機で嵌めるとズレそうなので、ボルトで締めていくことにしました。

丁度同じサイズのボルトがあったので、これで少しずつ締め付けていきます。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換

あと一息。

これ以上やろうとすると、ソケットが邪魔をします。

なので、ヘックスが頭のボルトでやる必要あります。

ここまではまれば後は、元々ついていたボルトを使えば、はめ込みできます。


クーリングファンの塗装、ベアリング交換
オルタネータにはめ込みます。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
エンジンに組みなおし。。。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
さて、ベルト類を見ると、ひび割れが見られます。
このところ全然交換していなかったので、この機に交換します。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
プーリーがなんか汚い。ついでなので、これも磨くことに。

クーリングファンの塗装、ベアリング交換
金属磨きで磨いたら、ここまできれいになりました!

クーリングファンの塗装、ベアリング交換


クーリングファンの塗装、ベアリング交換
これらを組付ければ完了です!


【今回使ったパーツなど】
・ファンベアリング
・ファンベルト
・オルタネータベルト

【今回使った工具など】
・プーラー
・プレス機
・粉体塗装スプレー
・粉体塗装用粉
・耐熱マスキングテープ
・オーブン
・ボルト類
など




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posted by みのる at 13:03 | Comment(0) | メンテナンス、修理:エンジン廻り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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