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やっと懸案のフューエルライン交換+インジェクタクリーニングをしました。
あれからかれこれ1年経っちゃいました。
フューエルライン交換です。
前回の記事はこちらです。
前回は、フューエルフィルターからのラインだけを交換したんですね。
これで様子見。特に問題はありませんでした。
で、デリバリーパイプ側の交換が残っていたのですが・・・・
途中で、フェラーリのレストアなどがあったので、思いっきり作業が遅れました。
やっと時間ができましたので、対応を始めます。
まずはお決まりの燃圧抜き。
26番のヒューズを抜きます。
こいつですね。これを抜いてからスターターを回します。
ポンプ動かないので、エンジンはかかりませんね。
しばらく回してあげて、燃圧を下げます。
その後、念のためバッテリーのマイナス端子外しておきました。
さて、この作業を行うには
・左側のブロワー取り外し
・エアクリボックス取り外し
が必要です。
エアクリボックスですが、純正のものの場合は相当面倒ですね。
私のは既にキノコ型にしているので、取り外しはすごく楽です。
・エアコンコンプレッサー取り外し
今回はフューエルラインを交換するので外すのは必須ですが、インジェクターを外すだけなら、コンプレッサーを特に外さなくてもできるとは思います。
こちら、四角いナットを落とさないように・・・・
まぁ、こういう作業をするときには、ウェスを詰め込んでおいた方が良いかと思います。
フューエルフィルターをみたら、前回の交換は2015年。
まぁ、4年経ってますから、ついでに交換します。
手前を外すのには19mmレンチ2本要ります。
奥は17と19mm
結構こぼれてきますので、紙コップなどでガソリンを受けます。
さて、左側。赤丸がフューエルラインで外すところ。
デリバリーパイプですね。
19mmと22mmレンチだったかな?
ちなみに緑丸はブロワーのコネクタ。青丸はインテークの間にある負圧回路のコネクタです。
こういうのを結構外しますので、ちゃんとわかるように。
マスキングテープとか巻いておくと間違いないでしょう。
こちらもそれなりに漏れてきますので、紙コップなど用意した方が良いでしょう。
こちらはデリバリーパイプ側が17mm、ナットは19mmです。
デリバリーパイプを外します。
これ、HEXボルトで2か所だけでとまっています。
トルクは緩いですね・・・。簡単に回ります。(逆に締めるとき、締め付けすぎないように)
デリバリーパイプとインジェクターはクリップでとまっています。
まぁ、引っかかってる程度?
この状態で、インジェクター、くるくる回ります。
引っこ抜いたところ。結構汚れているかも・・・・
抜いた穴にモノが落ちないように、ふさぎます。
左側も同様に抜きます。
さて、今回、インジェクタの超音波洗浄をやってみようと思います。
このため?に眼鏡用の超音波洗浄機をヤフオクで仕入れました。
洗浄剤はこれを選択。
中身はWAKO'Sのと同じだそうです。
インジェクタを開かせるために、電池で接続。
この接続ですが、インジェクタに+の刻印がありますので、こちらにつなぎます。
(写真はその刻印に気が付く前のものなので、逆になってるかも・・・・ 汗)
こんなかんじで汚れが浮き出てきます・・・。
新旧比較。
かなりきれいになります。
この洗浄剤ですが、塗装を侵す可能性があるので、取り扱い注意です。
実際、拭いていたらインジェクターの黒いペイントが剥がれました。
当然ですが、このOリングは全部交換です。
さて、インジェクタのクリーニングは終了したので、お次が課題のデリバリーパイプ交換。
デリバリーパイプですが、間にホースがあるんですね。
なので、通常交換する場合は、おそらくインテークマニホールドを取り外す必要があると思います。
今回も最悪それを覚悟。
ですが、まずは外さなくてもできる方法を探ります。
後ろから見て右側の奥からであれば、インテークマニホールドの下内側に手が入ります。
手探りしていると、どうやらこのホース、クリップで固定されています。
実は、この奥です。
手前のはハーネスの固定クリップ。
まぁ、これを外すのは簡単ですが、嵌めるのは難儀。。。
ですが、仕方ないので外します。
すると、ホースがフリーになったのがわかりました。
これなら抜けそう・・・。
覚悟を決めて、ここをカット!
新しくホースを入れる場合、この部分でタケノコ接続をします。
いきなり、ホースを通した写真になってます。
このホースですが・・・
エアコンコンプレッサーのステーの下を通ってるんですね。
同じように通します。
元々のデリバリパイプ間のホースはおそらく耐熱だと思います。
エンジンの上を通るわけですから・・・
ホースも2重構造。かなり固いホースですね。
で、今回ですが、銀色の断熱シートを巻いています。
全体としてホースが太くなってしまったので、既存のクリップでは留まりませんでした。
なので、大きめのホースクリップに取り替えます。
このホースクリップのボルト締めが難儀です。。。。
手探りでなんとか入れていきます。
手間の部分をタケノコに差し込み、ホースクリップで止めます。
ダブルで止めました。
また、念のためガソリン用不乾性のシーリングを塗りました。
がっちり止め、断熱シートを巻き、タイラップで固定します。
これがインジェクタを止めているクリップ。
先にデリバリーパイプにインジェクタを取り付けます。
この隙間部分がちょうどデリバリーパイプの受け部分にはまります。
後は、インジェクタの穴に丁寧に納めていけばOK。
今回、ついでだったので、エアクリも洗いました。
で、試運転しようとしたのですが、トラブル!
まず、始動が不安定。エンストします(汗)
調べてみると‥‥
なんと、エアクリがまだ濡れていた!
きちんと乾かして、再度トライします。
とりあえずアイドリングはOKそう。。。
で、試運転すると何かがおかしい!
・マニュアルモードで動かすと、シフトダウン時のショックが激しい。
ガツン という感じでショックを受けます。
オートマであれば若干緩和されるかな?
・燃費系の表示がおかしいです。39.5l/100kmを示しています。
これ、何度リセットしてもこの数字になってしまう・・・。
さて困った・・・。
・コネクタ指し忘れ?
・インジェクタのクリーニングの失敗?
・インジェクタ壊れた? ⇒これも困る。1本6万円くらいするし。
・CPUが壊れた? ⇒これが一番困る・・・
と言う訳で、再度ばらします。
右の奥につながっていないコネクタを発見!
これで解決!と思ったら、このコネクタめくらがされている。
早い話使ってない。
あちこち探りましたが、特に浮いているコネクタなどはなさそうです。
次がインジェクタクリーニングのやり直し。
今回は、パーツクリーナを使うことにしました。
やはりきちんと噴霧されるかどうか見たいので・・・
適当なサイズのホースが転がっていたので、これをインジェクタの後ろにはめ込みます。
で、反対側にパーツクリーナの口を差し込みビニールテープで巻きました。
(実際、パーツクリーナの液ですぐにテープははがれてしまうので、何かでしっかり巻いた方が良いでしょうね。)
同じく、インジェクタに印加して口を開けます。
で、スプレーするとこういう感じ。
まだまだ汚れていたような様子。
最初からこっちの方がよかったかも。
であれば超音波洗浄機は必要ないです(汗)
で再度組み込み。
今回は、インジェクタのコネクタやら全部引っ張って確実に止まっていることを確認しました。
ブロアのネジなのですが・・・・
この部分。止まっている部分が浅いので舐めちゃうんですね。
まったく引っかからないので、もう一つのボルトだけで留まっている状態でした。
以前、スレッドを復活させるキットを使い、直したのですが
結局ダメでした。(エポキシの樹脂製のもの)
で、見つけたのがこれ!
これ、ブリキの板です。
これにたくさんのトゲトゲ?があります。
これを切って穴に差し込み、ネジをねじ込むと、固定されると言うものらしいです。
実際にやってみたら、なんとか固定されました!
ある程度のトルクはかかっている感じです。
さて、最後の仕上げはCPUのリセットです。
今回は、きちんと手順を追って行うことにしました。
1)10分以上、バッテリーを外す。
これはOK。作業中はずっと外していたので、数時間ですね。
2)イグニッションをオンにして5分放置。アクセルペダルは踏まない。
これも実行。10分ほど放置。
3)アクセルペダルを踏まずにエンジンをかける。
無事にかかりました!
で、試運転!
おぉ!スムーズになりました!
シフトチェンジショックは全くなくなりました。
前よりスムーズかもしれない。
それに燃費系も直ってます。
エンジンの吹けも最高です。簡単に回っていきます。
これは調子良さそう!
トラブルの原因はなに?
多分ですが・・・
最初のエアクリが濡れていたことで、変な学習をしてしまったのではないかと思っています。
あと・・・
フューエルラインもまったくもって問題なし。
ガソリン臭さは今のところないです。
まぁ、しばらく様子見ではありますが・・・
【今回使った部品など】
・インジェクタOリング 12個
・KINOKUNIのホース、クリップ
・シーリング材(耐ガソリン)
・フューエルフィルター
など
【今回使った工具】
・17mm、19mmレンチ
・モンキーレンチ (22mmがなかったので)
・13mmレンチ バッテリーボルト
・5mmHEX(だと思う。デリバリーパイプのボルト)
・10mmレンチ、ソケット ブロワー外し、エアクリボックス外しなど
・プラスドライバー
・マイナスドライバー(超ロング) エアのダクトのバンドを緩めるために必要
・電池、ミノムシクリップ
・パーツクリーナー
他
ーーーーーーー
追記
ホースバンドですが、強化型のネジ式バンドの方が良いと言うご意見をいただきました。
ホースは時間経過とともに痩せてくることもあるとか。そうなるとカシメタイプだと緩んでしまう。
ネジ式であればさらに締めこめるからとのこと。
カシメ⇒ネジ式に変更は可能。
いずれにしろ、注視していく予定です。
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