2015年02月06日

イグニッションキーのO/H その3 ステアリングロック側のシェアボルト外し


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イグニッションキーの修理
実は、もう一箇所シェアボルトが有ります・・・・
ステアリングロック部分のボルトもシェアボルトです。

イグニッションキーの修理
こいつがそう・・・・

これはさすがに場所的にタガネでは叩けませんので、頭にマイナス溝を彫ることにします。


イグニッションキーの修理
こんな感じで掘ります。
これ、フレックスシャフトがなければ無理です。この狭いところに入りません。
カットオフホイールで削ります。厚さは1mmので大丈夫そうです。

なんかうまく行きそうな感じだったのですが、そうは問屋がおろさない。
さすがポルシェです(苦笑)

実は、溝は無事に掘れたのですが、マイナスドライバーで回そうとすると、手前のシャーシーが邪魔をするんです。

まっすぐにドライバーが入りません。
なので、90度は回せますが、それ以上は滑ってしまいます。結局頭をなめちゃいます

仕方ないので、直角に再度、溝を彫るのですが、そうすると、弱くなってしまい、さらに頭が潰れます。

どんどん頭が無くなります・・・

考えた末の行動がこれ。

イグニッションキーの修理
超強力な接着剤でボルトの頭を取付、回そうという方法。

このJB WeldはWeld(溶接)という名前が付いているくらい、強力です。
300kg/cm2まで行けるとか?

まぁ、あると重宝するひと品と言えます(苦笑)



 イグニッションキーの修理
余計なところに接着剤が付かないように、マスキングして、
ボルトの頭を接着します。
補強のためにワッシャを挟んでみました。

ですが・・・

今は冬。

気温が低いとこいつ、固まらないのです。

仕方ないので、電気毛布でくるんで数日・・・

回したのですが、あっけなく頭が取れました(泣)
強度不足もありそうですが、中に空気が入ってしまったのが敗因のようです。

再度チャレンジしても良かったのですが、また数日放置するのも嫌だったので、強硬手段に出ました。

イグニッションキーの修理
まずは、これの頭にマイナス溝を掘ります。

でも、ダメ!

というわけで、壊すの覚悟で削りだしました。

削っていると、ちょっと不思議な状態に。

このボルトは8mmのはずなのですが、どうみても10mm近いサイズのものが有るわけです。
その辺に材質の切れ目が見えます。

さらに削っていくと、

イグニッションキーの修理
実は、ナットが埋め込まれていたのですね。

このナットを完全に切ったので、外れたわけです。

しかし、これを削るのには、Dremelの先端ツールが必須。

こいつを使いました。

まぁ、これでやっとシェアボルトが取れました。

【今回使った工具など】
・Dremelツール
・カットオフホイール
・超硬カッター 9910
・8mmボルト、ワッシャー
・マスキングテープ、養生テープ
・JB Weld




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posted by みのる at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | メンテナンス、修理:内装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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