2011年10月16日

なめたボルト処理とベルトセンサー修理


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オルタネータはずし
なめたネジの処理ベルトセンサーの修理です。ベルトを切ってオルタネータ+ファンはとりはずしましたが、ネジが抜けなかったのでプーリはそのままです。

なめたネジの処理
一本だけは抜けたんですね。

ホント六角穴ボルトは要注意です。

この状態なら・・・







このバイスプライヤーが使えると思ってやってみましたが、プーリの縁が邪魔をしてうまくかみません。
噛んでも滑ってしまうようです。

あと、買ったのが120mmサイズなのもいけなかったかも。
買うなら大きい方をお勧めします。

なめたネジの処理
で、次にためしたのがボルトへの穴開けとエクストラクター

エクストラクターはテーパー付き逆ネジが切ってあり、これをねじ込むことでネジがはずれるというものです。

ですが、穴があまりうまくあきません。
どうもボルトに焼きがはいっているようです。

それに・・・・・エキストラクター折れちゃいました。




なめたネジの処理
じゃ、ディスクグラインダーで切り込み入れてマイナスドライバーで回せないかと試したのがコレ。

ですが、滑ってしまい、うまくまわせません。

で、最後の手段。

ネジの頭を全部削っちゃいます!


なめたネジの処理
養生をしっかりとやります。

アングルがあったので、ベアリング部分を傷めないようにカバーします。

なめたネジの処理
で、大胆に削っていきます!


なめたネジの処理
途中経過・・・・ 

ちょうど下にシムがはいっていました。

そのシムも削るくらいまでやります。

なめたネジの処理
シムをめくっていきますと・・・




なめたネジの処理
こんな感じで頭が出てきました。

こうなるとネジにはまったくテンションがかかっていませんので、簡単にくるくると回ります。
いままでまったく動かなかったのが嘘のようです。

なめたネジの処理
抜けたネジ・・・・

当然廃棄処分(笑)


さて、お次は余計に増えてしまったお仕事です。




ベルトセンサー修理
ベルトセンサーが折れちゃったんですね。

オルタネーター+ファンをはずすときにやっちゃいました。

ちなみにこいつはボルト1本で留っています。
真ん中の穴がそのボルトの穴ですね。

このネジも六角穴ですので要注意です~ 

この部品買うと1万円くらいでしょうか?
でもベアリング部分もまだまだ回りますので、補修することにします。





ベルトセンサー修理
ばらしてみました。

構造はめちゃくちゃ単純です。
マイクロスイッチがはいってるだけ!



ベルトセンサー修理
接着はエポキシ接着剤を使いましたが、ガラス繊維を混ぜ込みました。

ベルトセンサー修理

ベルトセンサー修理


水研ぎして角を滑らかにします。

ベアリング部分などにグリスアップして組み直します。



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posted by みのる at 19:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | メンテナンス、修理:電装系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
お疲れ様でした。
ポルシェの造りって工夫だらけですね、お陰でいじる方は苦労しますね。
Posted by mmaassnn at 2011年10月16日 22:02
マーサンどうもです!

ホント六角穴ボルト多用はかんべんしてもらいたいですよ〜(>_<)
Posted by みのる at 2011年10月16日 22:52


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