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なめたネジの処理とベルトセンサーの修理です。ベルトを切ってオルタネータ+ファンはとりはずしましたが、ネジが抜けなかったのでプーリはそのままです。
一本だけは抜けたんですね。
ホント六角穴ボルトは要注意です。
この状態なら・・・
錆びたネジ特殊なネジもOK!【ロブスター】ネジアンギラス バイスプライヤタイプ175mm |
このバイスプライヤーが使えると思ってやってみましたが、プーリの縁が邪魔をしてうまくかみません。
噛んでも滑ってしまうようです。
あと、買ったのが120mmサイズなのもいけなかったかも。
買うなら大きい方をお勧めします。
で、次にためしたのがボルトへの穴開けとエクストラクター。
エクストラクターはテーパー付き逆ネジが切ってあり、これをねじ込むことでネジがはずれるというものです。
ですが、穴があまりうまくあきません。
どうもボルトに焼きがはいっているようです。
それに・・・・・エキストラクター折れちゃいました。
じゃ、ディスクグラインダーで切り込み入れてマイナスドライバーで回せないかと試したのがコレ。
ですが、滑ってしまい、うまくまわせません。
で、最後の手段。
ネジの頭を全部削っちゃいます!
養生をしっかりとやります。
アングルがあったので、ベアリング部分を傷めないようにカバーします。
で、大胆に削っていきます!
途中経過・・・・
ちょうど下にシムがはいっていました。
そのシムも削るくらいまでやります。
シムをめくっていきますと・・・
こんな感じで頭が出てきました。
こうなるとネジにはまったくテンションがかかっていませんので、簡単にくるくると回ります。
いままでまったく動かなかったのが嘘のようです。
抜けたネジ・・・・
当然廃棄処分(笑)
さて、お次は余計に増えてしまったお仕事です。
ベルトセンサーが折れちゃったんですね。
オルタネーター+ファンをはずすときにやっちゃいました。
ちなみにこいつはボルト1本で留っています。
真ん中の穴がそのボルトの穴ですね。
このネジも六角穴ですので要注意です~
この部品買うと1万円くらいでしょうか?
でもベアリング部分もまだまだ回りますので、補修することにします。
ばらしてみました。
構造はめちゃくちゃ単純です。
マイクロスイッチがはいってるだけ!
接着はエポキシ接着剤を使いましたが、ガラス繊維を混ぜ込みました。
水研ぎして角を滑らかにします。
ベアリング部分などにグリスアップして組み直します。
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ポルシェの造りって工夫だらけですね、お陰でいじる方は苦労しますね。
ホント六角穴ボルト多用はかんべんしてもらいたいですよ〜(>_<)