2011年07月13日

足回りの交換 その8 アライメント調整→完成!


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アライメント調整
アライメントの調整です。まずは、車をいったん降ろします。

アライメント調整
こちらは、今回特別に作ったトーゲージです。

(製作に関しての詳しくはこちら!)

どのくらい投影されるのか試しているところです。

この時点である程度平行に照射されるようにしておきます。

ちなみにこの線の間隔は1850mmです。

アライメント調整
車を降ろしたときに、ホイールの位置をマーキングしておきました。


アライメント調整
今回、簡易アライメント台はホイールを使います!

これだと、空気圧で微調整ができるからです。

バルブを外側に向けておきます。
(最初から空気圧を高めにしておいて、抜きながら調整する方が楽でしょうね。)


アライメント調整
お次がこれ。

耐水コンパネリノリウムのフロアシートです。

アライメント調整
次に出てきたのが「塩」です。

さて、これでどうなるのかと言いますと・・・

アライメント調整
フロアシートを載せます。

塩のおかげでこのフロアシートが動きます。

つまり、タイヤが乗ってもアライメントしながらホイールが動くわけです!

ターンテーブル
とは違い、回転だけではなく、前後左右にも動きます!

アライメント調整
スロープを用意します。

これは1200mmのもの。ヤフオクでゲット!



アライメント調整
慎重に乗せていきます・・・

ガレージがもっと幅があると作業楽なんですけどね・・・
ぜいたくは言ってられませんが(苦笑)


アライメント調整
リアはジャッキアップして持ち上げます。

で、同様にタイヤを入れるわけです。

アライメント調整
こんな感じですね。

ここまで上がるとメンテナンスしやすくなります。

アライメント調整
これがe-Bayでゲットしたキャンバーゲージ

これについている傾斜系は0.1度単位まで測れます。

取り外しできるので便利(^^

アライメント調整
両端にアルミの棒を置きます。で、先ほどの傾斜計だけを取り出して、計測に使います。

これですが、タイヤの中心あたりにソケットレンチを置いてその上にアルミ棒を置くと良いです。
ソケットレンチのサイズも相当の精度でできていますから。

さて、測ってみると0.2度傾いています。

バブル方式の水準器ではあまりわからなかったのですが、デジタルで測るとはっきり出ますね。

アライメント調整
タイヤのエアーを抜いたり、入れたりで水平になるまで調整します。


アライメント調整
バッチリ0度!(^^


アライメント調整
車高の測定です。

リアについてはそのままでいけそうです。
20mmくらいのダウンかな?

高さが決まったら、しっかりと車高調のネジを留めておきます。
(一度タイヤを外した方が楽です。)


アライメント調整
調整に先立ち、ステアリングを固定します。

ステアリングホイールと座席の間に何かをかませて固定しちゃいます。

さて、リアから調整にはいります。

アライメント調整
アライメントボルトを少し緩めます。

これは、キネマティックトーを調整するためのボルトですね。

アライメント調整
トーゲージレーザのスイッチを入れます。

赤い筋が見えますでしょうか?

こんな感じに照射されます。

まずは、この調整から。

ホイールセンターからこのレーザ光までの距離をすべて計測します。

また、リアタイヤの後ろに棒を置き、レーザ光間隔も測定。

で、できるだけフロント・リアの差分が左右同じになるようにします。
さらに当然、リアタイヤ部分ではレーザ光間隔は1850mmに。

これでほぼ設定は終了。

ホイールの測定位置をマーキングしておきます。

これはセンターを通る水平線を引いて印をつけておきます。
#デジタル水準器が大活躍!

私はこれ、使ってます。

安いですが、DIYには十分です。

さて、これでまずはトー測定。

調整は、偏芯ボルトを使って調整します。
結局調整値はホイール縁前後で最大2.2mmの違いです。
1~2mmで合わせていきます。

アライメント調整
お次がキャンバー

このキャンバーゲージは3点でこのように保持されますので使いやすいです。

つまり、この状態で調整にはいれるということ。

あと、やはり塩+フロアシートのターンテーブルが効いてきます。
ちょっとゆすればずれは解消!

リアのキャンバーですが、-1.1度~-0.6度に調整する必要があるのですが、どうやってもこの数値が出ません。
調整域を超えているのですね・・・・

仕方ないので左右を合うように、-1.7度程度にしました。


アライメント調整
さて、これがキネマティックトーゲージです。

このようにキャリパーのボルトにひっかけて、角度を測ります。

アライメント調整
こんな感じでキネマティックトー調整をやっていきます。

これですが、4.5~5に調整するとのことですが、これも稼働域を超えてしまい、どうやっても2.5くらいまでしか出ません。

車高いじっているせいなのでしょうか?
まぁ、左右差が最小になるように設定していきます。

このキネマティックトーは早い話、リアのキャスターです。



さて、フロントに移り、同じくトーキャンバー調整を行います。
フロントのトーはほとんど0です。
なので0に合わせに行きます。

トー調整はステアリングラックから伸びるボルトで調整します。
まずは、向かい合っているネジをはずしてフリーにします。

左だけが若干内側を向いていました。

これで納得!
実は、いつも若干右にハンドル取られていたんですね。
なので右手で支えるような運転をしていました。
(そのせいで手首痛めていたんですが 苦笑)

トー調整の際に(上の写真にあるように)ステアリングはしっかり固定しておきます。

キャンバーですが、最初ポジティブにしておいて、ネガティブ調整した方が楽です。
これなら、押し込むので済みます。

ネガティブからポジティブにするのは結構大変。
一度リフトアップしてから動かした方が楽です。

アライメント調整
で、最後がキャスター。

キャスター計測するには、左右に20度振ってキャンバー測定することから得ます。

この20度だすのもフロアシートが大活躍。

上の写真のように20度になるところでマジックで描いちゃいます。

こうしておけば、左右に振るのが簡単。

で、キャンバーゲージはホイールに固定できますので、すぐに計測できます。


そうそう、レーザーでトーを測るもう一つの利点がありました!
それはつけっぱなしにしておけばすぐに計測できますし、
糸と違って邪魔にならないということです。

それにゲージは車体に固定されていますから、ジャッキアップしても狂うことがありません。


アライメント調整
まぁ、こんな感じでやっていくわけです。

さて、とりあえず調整して、試運転に出かけました!

確かに右にハンドル取られる現象はなくなりました。

ブッシュをウレタンに変えましたが、そう固さは感じないです。

またファインアティチュードのサスもまったくゴツゴツ感ないですね~。
乗り心地は良いです。

あとは、もう少し荷重をかけたらどうなるか?ですが、それはこれからの課題ですね(^^

とりあえず、やっと完成!

おまけですが・・・・

地下車庫涼しいと言っても、結構汗かきます。

おかげさまで2kgほど痩せました(笑)




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posted by みのる at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | メンテナンス、修理:足廻り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
う〜ん、流石です、塩+フロアシートすばらしい技です。
計測器もいろいろ揃えられたようで僕の993の次回のアライメント調整は、みのるさんガレージで行います(笑)
Posted by mmaassnn at 2011年07月13日 13:35
塩+フロアシートは別のサイトで発見した技です。結構うまくワークしました。
フロアシートは1枚100円程度ですし、塩は安い。片付けるのも簡単です。

うちでやります?狭くて結構大変ですよ〜。
キネマティックトーゲージとかは貸しましょうか?
Posted by みのる at 2011年07月13日 20:38


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