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今回のアライメント基礎情報は以下のようになります。
車高
フロント
144±10mm
リア
127±10mm
これはスポーツタイプの設定値です。
フロント・トー(トータル)
+5’±5’
フロント・キャンバー
−20’±10’
フロント・キャスター
5°+15’
−30’
リア・トー(個別)
+10’±5’
リア・キャンバー
−1°±15’
リア・キネマティックトー
4.5~5 (これは今回使うゲージの値)
注意点は度数の表記方法ですね。
これ、○度○分表示です。
今回使うキャンバーゲージは度の小数点表記です。
なので分を60で割る必要があります。
トーについては両サイドの基準線からの距離で測りますので、長さになります。
これを角度に変換する必要があります。
ホイールを基準に考えます。
ホイール寸法を測ると496mmでした。
トー表記には二つあり、総合トーと個別トーがあります。
総合は二輪あわせてのトーになりますので、1つ当たり半分ですね。
基準線からの距離の差から角度を計算します。
これには三角関数を使います!
ここで計測方法とのかねあいが出てきます。
つまり、基準線から垂直にホイール縁距離を測るのか?それともホイール面から垂直に基準線までの距離を測るのか?です。
前者ではサイン、後者ではタンジェントになるのですが、わかりますか?
測定方法としては前者の方が楽そうなので、サイン方式となります。
で、あらかじめ計算しておいたのが下記。
タイヤホイールサイズ
496mm
フロント・トー
最小 0.0mm
最大 0.7mm
リア・トー
最小 0.7mm
最大 2.2mm
ホイールの前縁と後縁の基準線からの距離の相違をこの数値にあわせれば良いと言うことですね。
キネマティックトーについては、特殊ゲージで4.5〜5となっています。
これはゲージによって異なります。
アライメントで重要なのが、左右の差をできるだけ小さくすることだそうです。
さて課題が調整順序です。
キャスター→キャンバー→トー という表記が出ていましたが、ポルシェのメンテナンスマニュアルを見ると
トー→キャンバー→キャスターの順番になっています。
確かにその順序の方がやりやすそうなので、こちらで行うこととにします。
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