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キーレスエントリを取り付けることにしました!993にはセキュリティはついているのですが、キーレスエントリーが無いんですね。
なので開け閉めは鍵でやる必要があります。
そうなると、ドアが傷つく確率増えますね。
それに結構面倒です。
欧州バージョンにはキーレスがついているようなんですが、ディーラーモノにはついていません。
ということで取り付けることにしました。
993にはもともとセキュリティはあります。
鍵以外で開けられたときに、燃料をカットしてしまうそうです。
あと、ドアも鍵以外であけるとアラートが鳴るそうです。
と、言うことで単純にキーレスでも良かったのですが、やはりいたずらされるのも防止したい。
ということでショックセンサーとフィールドセンサーを取り付けることにします。
で、どの製品を使うか?ですが。。。
一番心配なのはいたずらされること。
いたずらされたときに手元でわかると便利ですね。
となると2-Wayタイプになります。
エンジンスタートはいる?
まぁ、エンジンを温めることを考えるとあった方が良いのですが、そこまでやると接続が面倒そうだったので、無しでいきます。
と、いろいろ調べ、VIPER5002とMatrix12.5Xに絞りました。
#Cliffordという選択もあったのですが、少々高いかな?
次に自分で付けられるか?
取付マニュアルをネット上で探しまくりました。
検索テクニックを駆使してやっとのことで発見。
米国のコミュニティから取付マニュアルを手に入れます。
(VIPER5002、AVANT GUARD5.1の取り付けマニュアルほしい方、連絡いただければコピー差し上げます。結構見つけるの大変ですからね (^^)
これを見て、できるかどうか判断することにしました。
(当然、英語です・・・)
一番大事なのは配線種類です。
これがわかれば、後はけっこう簡単です。(と、思ってました 苦笑)
ポルシェ側の配線については次のサイトを見つけました。
http://www.the12volt.com/installbay/alarmdetail/1905.html
です。
ここに配線色が説明してあります。
1995-98 Porsche 911 Alarm, Remote Starter, Keyless Entry Wiring Information | ||
Constant 12V+ | Red | Ignition Switch Harness |
Starter | Yellow | Ignition Switch Harness |
Ignition | Black | Ignition Switch Harness |
Accessory | Purple | Ignition Switch Harness |
Brake Switch | Black/Red | Brake Switch |
Trunk Pin | Brown/Yellow (-) | TRUCK Light |
Parking Lights | Gray/Red (-) | Gray/Black Light Switch in Harness Isolate |
Door Trigger | Brown/White (-) | Factory Alarm Module or at Dome Light |
Door Lock | Brown/Blue (-) | Factory Alarm Module under Passenger's Seat. |
Door Unlock | Brown/Green (-) |
あと、文献としては911Days出版の
「911MAINTENANCE&TUNING SUPER BIBLE」
です。
こちらには964の例を挙げています。
さて、取付マニュアルを熟読し、何をどうつなげるのか研究します。
たぶん、一番難解なのが、マイナストリガーかプラストリガーかだと思います。
993の場合はほとんどがマイナストリガーで作動します。(上の英語の表の配線色の後ろの符号がマイナスなのはそういう理由です。)
これだったら自分で付けられそうと判断しました。
VIPER5002とMatrix 12.5はほぼ同じスペックです。
ネット上ではVIPERの記事の方が多かった感じなのでVIPER5002にしました。
で、一番安い店を探します。
一番安いところは15000円くらいで手に入ります。ただし業者販売価格なので、保証は購入から1週間、取付質問もできません。その辺覚悟が必要です。
ついでにフィールドセンサー508D、リレー(2個)なども購入します。
(念のためダイオードも)
リレーを買った理由はセキュリティ作動時の点滅をスモールランプではなく、ハザードでやりたかったからです。
この場合リレーを入れないと、ウィンカー動作がおかしくなりますので。
(何をやってもハザードになってしまいます。)
(オンラインショップで「VIPER5002」を探す)

こういうセットですね。
さて、取り付ける前に再度取付マニュアルを熟読し、どのケーブルを接続するかはっきりさせます。
で、その対象コードにテープで繋ぎ先の配線色を書いて貼り付けました。
作業をスムーズにするための工夫です。
セキュリティ本体にケーブル本数は結構ありますが、全部は使いません。
さて、他に必要なものリストです。
・はんだごて
・はんだ
・ニッパー(ワイヤーストリッパー)
・ビニールテープ
・テサテープ
・コルゲートチューブ
・熱収縮チューブ
・配線ケーブル
・テスター
配線はやはり半田付けがベストです。
やっぱりセキュリティシステムですから。接触不良、断線はこまりますものね。
あと、結構重要なのがテープです。
これはできるだけオリジナルと同じの方が良いです。
そうすれば、区別がつかないので、盗難にあったときも配線切られるリスクが減るからです。
欧州車では布製のテープを使っています。
テサテープというヤツです。

メール便可★プロショップも愛用!★メール便可配線の保護に!高級布テープtesa テサテープ
価格:1,200円(税込、送料別)
これは結構優れものです。
途中から巻いてもなじみますのでどこから接いだのかわかりません。
さて、ここまで準備して実際の車に向かいます。
まずは、配線をどこからとるか?
993の場合は、助手席の下にすべての配線をとれることはすでに確認済みです。
ですのでそれを使うことにします。
助手席をはずします。
六角穴ボルトをはずしにかかります。
シートは後ろ4本、前2本でとまっています。
これを全部はずします。
ワッシャが着いているのでお忘れ無く。
これですが、後ろからはずした方が良いですね。
というのも、はずすときにシートをずらすわけです。
取り付けるときの話ですが、先に前のボルトを締めた方がやりやすかったからです。
で、これをはずすとシートの下にコネクタがつながっているのが見えます。
これは電動シートの調整モータを動かすコネクタです。
これは引っ張れば抜けます。
これで助手席をはずします。
結構重いんですね。座席は・・・
助手席の下をめくるとこんな感じ。
画面真ん中右にあるのはどうもTVのチューナみたいです。
ナビの付属ですね。
上の方にあるのは、セキュリティシステムのボックスのようです。
(なにやらドイツ語でセキュリティっぽいことが書いてありました。)
で、そこにケーブルが伸びていますが、これが先に書いたテサテープでぐるぐる巻きになっているわけです。
で、このテープをちょっと切って中のケーブルを覗きます。
しかし・・・・
思ったより簡単じゃないです(苦笑)
ものすごい数の線があるんです。
そこから目的のものを見つけ出す必要があります。
探している線は
・茶/青
・茶/緑
です。ドアロック、アンロックのケーブルです。
これが・・・・見つかりません。
じゃ、助手席のグローブボックス右下にもドア関係の配線が来ているはずなので、そちらをチェックにはいります。
これですね。右側にボルト2本で金具が留まっていますので、それをはずします。
大小2つのコネクタがありますが、そのうち大きい方です。
このコネクタです。
写真はコネクタの上のカバーをはずしたところです。
マイナスドライバーで開けることができます。
ちなみに、カバーを開けてしまうとピンがはずれてしまいますので注意が必要。
コネクタを開けたのですが、ここにも茶/青、茶/緑の線はありません・・・・。
スーパーバイブルの写真を見ると端にあるピンにつないでいるのがありましたので、そこにつないでみましたが、見事に失敗です。
仕方ないのでテスターを使います。
あるピンをグラウンドに落としたとき、突然ドアロックが動きました。
やっと発見!
線の色は全く違います。
白/緑:ロック
白/青:アンロック
です。
(後で、他のブログでもこの配線色情報を見つけました。)
何度か作動させて、確実に配線を確認です。
ドアの操作とかいろいろしていたら、突然アラームが鳴り出しました。
993オリジナルのアラームです。
どうも不正にドアを開けたと判断したのでしょうね。
これを解除するには、一度キーできちんと開けてあげる必要があります。
(知らないと、大騒ぎです 苦笑)
まぁ、これで不正に開けられると元のセキュリティシステムが作動することがわかりました(^^;
最終的に配線色がわかりましたので、助手席の下からとることにします。
先のセキュリティボックスをはずします。これはボルト一本でとまっています。
そこに黄色と黒のコネクタがありますのではずします。
ここからすべての配線をとるわけです。
ケーブルを切って半田付けです。
熱収縮チューブを使ってしっかりと保護します。
余計なケーブルの末端も熱収縮チューブで処理します。
ある程度束ねて、最後にテサテープでぐるぐる巻きにします。
配線さえわかれば取り付けは問題ないです。
あと、大事なのは本体のDIPスイッチの切り替えですね。
信号がマイナスかプラスかでスイッチの切り替えが必要です。
この辺は、マニュアルをしっかりと読んでください。
セキュリティ本体は・・・・とあるところに固定しました。(苦笑)
さて、LEDが付いていますので、どこかに取り付けることにします。
で、スイッチの一つが開いていましたので、そこに穴をあけてLEDを取り付けました。
6.5mm程度の穴ですね。
少し、小さめに開けて、調整しました。
結構きれいにおさまっています。
さて、問題なのがサイレンの取り付け場所です。
ここはできるだけわかりにくいところがベターです。
要は見つかって線を切られにくいところです。
右前のタイヤハウス内とかはよいかもしれません。
ジャッキアップしてタイヤ外さないと無理ですからね。
(正確にどこにつけたかは内緒です〜)
ケーブルを車内までとりまわすのにちょっと苦労しましたね。
これですがグローブボックスの裏に配線が通っている穴があります。
ゴムブッシュで覆われていますが。
この隙間から通せばボンネットに通じます。
ちょうどエアコンフィルターの裏側ですね。
針金みたいなものでガイドしても良いですし、何か管を通しても良いです。
私はコルゲート管を通しました。
ちなみに右前のタイヤハウス内をあけたときについでにオイルライン、オイルクーラー、オイルクーラー用レジスタのチェックをしました。
よく、レジスターが壊れるときいていましたが、まだまだきれいです。
写真の真ん中にある白い物体がレジスターです。
この場所でいいのかな?という気もしますが。
オイルラインのチューブもきれいなものです。
漏れそうな気配は全くないですね。
非常に程度の良い個体で満足です〜(^^
ついででしたので、DMEリレーもチェックです。
これも型番が993から始まっているので新しいものと思います。
さて、サイレンも付き、無事にキーレスとして取り付け終了です。
残りはフィールドセンサー508Dがありますが、これはコネクタに差し込むだけです。
ただ508Dの置き場所はちょっと困りました。
できるだけ真ん中に置く必要があるのですが、センターコンソールにその場所がないからです。
で、今はハンドブレーキの後ろの小物入れの中に置いてあります。
(上にカバーをかけてドリンクホルダーを自作してあります。これはのちほどレポートしますね。)
さて、おまけですが、配線図をつくっておきましたので、リンクを貼っておきます。
96年ポルシェ993+VIPER5002接続配線図
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配線図まで教えていただけるなんて、
至れり尽くせりの親切ブログですね。
鍵以外で開けられたときに、燃料をカットしてしまうのは知りませんでした。
確か993にはそのようなセキュリティがあったと思うのですが。。。。(どこかの資料で読んだような・・・)
いずれにしろ、途中で書いていますように不正にドアをあけるとアラームはなります。
早速ですが友人にマトリックスを付けようと購入しました。(マトリックス12)配線はバイパーとまったく同じようです。そこで確認ですが、今回はキーレスのみ使用です。配線ですが12ピンの赤をバッテリープラス、黒をマイナス、7ピンのドアロックハーネスの緑/黒及び青/黒を車のロック配線につなぐだけで良いと思うのですがいかがでしょうか?
サイレン、ドアロックセンサー、ハザード(あるいはポジションライト)接続をしないのであれば、それでよさそうな気がしますね。(イグニッションはいるのかな?)
ただ、これだと音もしないし、光りもしないので、ちょっとさびしいかも(^^;
配線図を参考させていただき、無事にviperのインストールができました。ありがとうございました!
無事につきましたか?おめでとうございます。
最初あまりの配線のおおさにビビリますね(苦笑)