2010年03月11日

プラグコード交換 (1)プラグコードはずし


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プラグコードをはずす
プラグコードの交換開始です!カムカバーガスケットの交換をしていたら、右下バンクの4番目のプラグコードが完全にひび割れていることを発見してしまいました・・・・

1本だけ交換可能ですけど、カムカバーガスケット全部交換する訳なので、この際全部換えることにします!

これ換えるのには、
・ブロアファンはずし
・エアークリーナーボックスはずし
・右下マフラーはずし
が必須なので・・・・

まぁ、14年も経っていれば交換するのも必要でしょう。
(しかし、余計な出費です・・・・トホホ)

いろいろ調べましたところ、エンジン降ろさずに交換できそうです
しかし、エンジン電装系の重要なところ、間違えるとやばいですね。

まずは、基本的情報から。

プラグの番号です。気筒番号と言っても良いですね。

この情報は、エンジンルームの左のこのボックスに貼ってあります。
(↓赤丸部分)
デスビ番号の表示位置 

こいつを拡大すると・・・

デスビと気筒番号 
こうなっているんですね。ツインデスビの左側が上側バンク、右が下側バンクとなります。

で、番号ですが、車の後ろから見て、
左側は、1→2→3
右側は、4→5→6
となります。

コード番号付け 
ですが、慎重を来して、ちゃんとテープで番号を書いておきます

付け間違えるとまずいですし〜。

この辺、結構ビクビクものではずしています。

コード番号付け 
上のバンクのプラグキャップをはずして同じく番号を書き入れます。

デスビ側とキャップ側それぞれちゃんと印を付けるわけです。
これで、本当に上の気筒番号で正しいのかダブルチェックするということです。

左側のバンクのプラグコードはずしは楽勝です。

プラグコードクリップは2つですし、見えています。
これをはずします。

プラグキャップはずしも簡単ですね。

次に左下バンクのプラグコードを抜きにかかります。
グローメットを抜く 
遮熱板にゴムのグローメットがはまっています。

これは、マイナスドライバーなどで押し込めばこんな感じにはずれます。

一本ずつ、順にこの遮熱板の穴を通していきます。

左下バンクプラグコード 
左側のバンクのプラグコードがはずれました。

プラグキャップに付けた番号とデスビ側の番号を確認します。
きちんとあってますね〜。

あとプラグコードクリップの取付順番を見てみますと、1,2,3の順番に並んでいます。
このプラグコードクリップグローメットは再利用しますので、とっておきます。

プラグコードはずした後 
はずすとずいぶんとすっきりします。

これは左上バンクのカムカバー付近の写真。
真ん中に写っている穴は左側のプラグコードクリップを固定していたナット穴です。


さて・・・・・・

次が恐怖の右バンク側のプラグコードはずしです。

プラグコードは1番のインテークマニーホールドの右側からはいり、裏側を回っているんですね。

右側はエアークリーナーボックスがはずれていますので、手が入りますが、左側はいろいろ邪魔者があって無理です。

補機はずし

で、この赤丸部分の部品をはずします。

なにやら訳のわからない黒い物体です。

補機のコネクタはずし 
こいつの写真がこれです。

上のコネクタをはずします。これも金具を押せば簡単に取れます。

で、コイツはどうも負圧回路の一部のようです。

これにつながっているホースははずさなくて良いです。
これ自体はインテークマニーホールドに引っかかっているだけなので、ちょっと上に持ち上げて邪魔にならないところに押し込んでおきます。

あと、コネクタにもテープをはって、何のコネクタかわかるようにしておきます。
(他のコネクタも似てますからね〜)


板ラチェット 
さて、裏に回っているプラグコードクリップのネジをはずすには、この工具がないと無理です

板ラチェット差し替えドライバー!


これで狭いところでもネジをはずせます。KTC工具セットについていました
買っておいて良かったぁ!

これがない場合は諦めてください(笑)


プラグコードクリップ 
まずはインテークマニーホールド1番の右横にあるプラグコードクリップからはずします。

これはネジ2本はずすだけ。他のプラグコードクリップ留めているネジより、長めのネジです。
(下にもう一つ何かクリップがあるからですね。)

こいつは簡単です。

他のクリップの場所を確認します。

やっかいなのが、プラグコードインテークマニーホールドの中を通っているんですね。

ちょっと奥、そう、ちょうど先ほどの黒い部品をはずした先に一つ。
→ここは1番と2番のインテークマニーホールドから手を入れてはずせます。
 そのために、黒い部品をはずしたわけです

真ん中よりちょい右側に一つ。

そして右の4番のインテークマニーホールドの近くに1つあります。

(うん?もしかしたらもう一つあったっけ?・・・忘れました(^^;)

プラグコード、挟まってます 
これは、エンジンファンのちょい右からのぞき込んだところです。
コイツが真ん中よりちょい右にあるプラグコードクリップです。

こんなところをプラグコードは通ってます。すっごくイヤらしいです。

ドイツ人気質ですか?(苦笑)


プラグコードクリップはずし 
で、先ほどの板ラチェット差し替えドライバではずすわけです。

これをやるには、6番のインテークマニーホールドの後ろから手を差し込んでやります

場合によっては、5番と6番の間に手を入れることも。。。
よ〜く手を揉んでから作業します(苦笑)


あ、この作業の時には、できるだけグローブが必要です。
でないと手が傷だらけになります。

しかも薄手のヤツ。薄手でないと、今度は手が入らないからです。

 
私は、このマイクロスナイパーというのを使っています。
これ、すごく良いです!

指先は素手感覚!

しかもゴムなのでグリップもばっちり。
これであれば、ナットも手探りで回せます。

今まで軍手だと細かい作業ができなかったんですね。
なので、素手でやっていました。
すると、油まみれにはなるし、傷はできるし・・・・


コイツなら、つけたままですべての作業ができます!

手首も長いので、カバーされるし、しかも薄手。
刺しにも強いそうで。

値段も安いですよ!200円台。超オススメです。

楽天でマイクロスナイパーを探す





と、話しがそれましたが・・・・(^^;

なんとか、インテークマニーホールドの中のクリップをはずします。


エアコンコンプレッサーから 
さて、先ほどイヤらしいと言った、プラグコードが挟んでいた部品。

これはエアコンコンプレッサーにつながっています。

なにやら固定するためのもののようなんですが、正直なんのためにあるのか不明です。

こいつがあるため下側のプラグコードが抜けません!

仕方ないので、留めているボルトをはずします。

 ナットに注意
ですが、あまり動きません。

仕方ないので、コンプレッサーをとめているボルトもはずします。


で、ですが、これをゆるめるのは要注意です!

なぜなら、紫で囲ったナットは、固定されていないからです。

下手にはずすとこいつら落っこちます。

もし落ちたら、まず拾えません・・・・・。

なので、マグネットピックアップを使い、しっかりくっつけながらはずします。

これでやっとゆるんでプラグコードが抜けました。

後は、下バンクからのコードを抜いてくるのは、左バンクの作業と同じです。


プラグコード全部はずれました! 

すべてのコードが抜けました!

まぁ、課題はこれからですね。
はめる方です。


ついでにデスビチェック 

ちょいと息抜きです。

デスビキャップついでにチェックしておきました。
まだまだきれいですね。
少し、紙ヤスリで磨いておきました。

左のデスビローターもちょっと押してみましたが、デスビベルトは切れていないようです。
まぁ、コイツもそのうち交換しますけどね(^^




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posted by みのる at 22:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | メンテナンス、修理:電装系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
う〜ん、毎回気の利いた解説で、たいへん参考になります、すばらしいです。
Posted by マーサン at 2010年03月13日 19:26
マーサンさん、どうもです!
いえいえ、実はマーサンさんのブログを参考にしているのですよ(^^
Posted by みのる at 2010年03月13日 22:12


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